食品メーカーから食品商社へ転職。在職。調理師・食品表示検定・惣菜管理士の資格を所有。食品に関することならなんでも大好き!ふと疑問に思ったことをブログ形式に綴ります。

食品メーカー勤務 みやおをフォローする

無添加食品の選び方徹底ガイド!初心者さんも安心のスーパー活用術

社会

「無添加食品」と聞いて、なんとなく体によさそう、安全そう…と思う方は多いのではないでしょうか?しかし、いざ選ぼうとすると「無添加表示の基準がよくわからない」「種類が多くて何を選べばいいのか迷ってしまう」という悩みを持つ方もいるかもしれません。この記事では、そんな悩みを解決するために、無添加食品の基礎知識から、スーパーでの賢い選び方、そして毎日の食事に取り入れやすい簡単レシピまでご紹介します。この記事を読めば、今日からあなたも自信を持って無添加食品を選べるようになり、健康的な食生活をスタートできます。

  1. 1. 無添加食品とは?
    1. 1.1 添加物の定義と種類
      1. 1.1.1 指定添加物
      2. 1.1.2 既存添加物
      3. 1.1.3 天然香料
    2. 1.2 無添加表示の落とし穴
      1. 1.2.1 無添加表示の例
      2. 1.2.2 無添加表示を正しく理解するために
  2. 2. 無添加食品を選ぶメリット
    1. 2.1 健康への影響
    2. 2.2 味への影響
    3. 2.3 環境への配慮
  3. 3. 無添加食品を選ぶ際の注意点
    1. 3.1 表示に惑わされないように
    2. 3.2 価格と品質のバランス
    3. 3.3 加工度を意識する
  4. 4. スーパーで賢く無添加食品を見つけるコツ
    1. 4.1 生鮮食品コーナー
      1. 4.1.1 精肉
      2. 4.1.2 鮮魚
      3. 4.1.3 野菜・果物
    2. 4.2 加工食品コーナー
      1. 4.2.1 原材料名をチェック
      2. 4.2.2 食品添加物の表示を確認
      3. 4.2.3 加工度を意識する
    3. 4.3 調味料コーナー
      1. 4.3.1 伝統的な製法で作られた調味料を選ぶ
      2. 4.3.2 原材料と産地を確認
      3. 4.3.3 少量パックを選ぶ
  5. 5. おすすめの無添加食品を紹介
    1. 5.1 調味料
      1. 5.1.1 醤油
      2. 5.1.2 味噌
      3. 5.1.3 みりん
    2. 5.2 油
      1. 5.2.1 オリーブオイル
      2. 5.2.2 ごま油
    3. 5.3 乾物
      1. 5.3.1 昆布
      2. 5.3.2 かつお節
  6. 6. 無添加食品を使った簡単レシピ
    1. 6.1 朝食におすすめ
      1. 6.1.1 ご飯が進む!焼き鮭と根菜の味噌汁
      2. 6.1.2 優しい甘さ!バナナとヨーグルトのオートミール
    2. 6.2 ランチにおすすめ
      1. 6.2.1 野菜たっぷり!鶏肉と彩り野菜のソテー
      2. 6.2.2 簡単ヘルシー!豆腐とアボカドのサラダ
    3. 6.3 夕食におすすめ
      1. 6.3.1 ほっこり優しい!鮭と野菜の炊き込みご飯
      2. 6.3.2 身体温まる!鶏団子と白菜の鍋
  7. 7. まとめ

1. 無添加食品とは?

「無添加」と表示された食品を選ぶ人が増えています。しかし、「無添加」と聞いて何をイメージするかは人それぞれではないでしょうか。実は、「無添加」には明確な定義がありません。そのため、消費者にとって分かりにくい状況となっています。

1.1 添加物の定義と種類

食品添加物とは、食品の製造過程で、風味や色、保存性を高めるために添加される物質のことです。厚生労働省では、食品添加物を以下のように定義しています。

1.1.1 指定添加物

指定添加物は、厚生労働大臣が安全性や有効性を確認し、使用基準を定めたものです。現在、約400種類が指定されています。指定添加物の例としては、以下のようなものがあります。

  • 保存料(安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウムなど)
  • 甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)
  • 着色料(カラメル色素、赤色102号など)
  • 香料

1.1.2 既存添加物

既存添加物は、指定添加物制度が出来る前に、長い間使用されてきた歴史があり、安全性が高いと認められているものです。約700種類あります。既存添加物の例としては、以下のようなものがあります。

  • 調味料(酢酸、クエン酸など)
  • 増粘剤(寒天、ペクチンなど)
  • 漂白剤(亜硫酸ナトリウムなど)

1.1.3 天然香料

天然香料は、動植物から採取された香料成分を原料とするものです。果実、ハーブ、スパイスなど、様々な原料が使用されています。

1.2 無添加表示の落とし穴

「無添加」と表示されていても、必ずしも全ての添加物が使用されていないわけではありません。法律で認められている範囲内であれば、「無添加」と表示することができます。例えば、「着色料無添加」と表示されていても、保存料や香料は使用されている場合があります。

1.2.1 無添加表示の例

表示例説明
無添加一般的に、使用頻度の高い添加物を使用していない場合が多いです。ただし、どの添加物が含まれていないかは、商品によって異なります。
〇〇無添加特定の添加物を使用していないことを示します。例えば、「着色料無添加」や「保存料無添加」などがあります。
化学調味料無添加化学的に合成された調味料を使用していないことを示します。ただし、酵母エキスやたんぱく加水分解物など、化学的に処理された調味料は使用されている場合があります。

1.2.2 無添加表示を正しく理解するために

無添加表示を正しく理解するためには、以下の点に注意することが大切です。

  • 原材料名表示を確認する
    商品パッケージの裏側にある原材料名表示を必ず確認しましょう。原材料名は、使用量の多い順に記載されています。添加物が使用されている場合は、原材料名表示に記載されています。
  • 「無添加」の定義を確認する
    商品によって、「無添加」の定義が異なる場合があります。商品パッケージやメーカーのウェブサイトなどで、「無添加」の定義を確認しましょう。
  • 自分の価値観に合った商品を選ぶ
    「無添加」だからといって、必ずしも体に良いとは限りません。加工度や栄養価なども考慮して、自分の価値観に合った商品を選びましょう。

2. 無添加食品を選ぶメリット

無添加食品を選ぶことは、私たちの健康、味覚、そして環境にも良い影響を与えます。ここでは、無添加食品を選ぶ具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

2.1 健康への影響

食品添加物は、摂取量や体質によっては、健康への影響が懸念される場合があります。例えば、特定の着色料や保存料は、アレルギー症状を引き起こす可能性が指摘されています。また、過剰な塩分摂取は高血圧のリスクを高めることが知られていますが、加工食品には多くの場合、味付けや保存のために多量の塩分が含まれています。無添加食品を選ぶことで、このような添加物を摂取するリスクを減らし、健康的な食生活に近づくことができます。

  • 2.1.1 アレルギーリスクの低減食品添加物の中には、アレルギー症状を引き起こす可能性のあるものが含まれています。特に、着色料や保存料は注意が必要です。無添加食品を選ぶことで、これらの添加物を摂取するリスクを減らし、アレルギーの発症リスクを抑えることができます。消費者庁 食品表示法
  • 2.1.2 生活習慣病予防加工食品に多く含まれる塩分、砂糖、脂肪などは、過剰に摂取すると高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めます。無添加食品は、これらの成分を控えている場合が多く、生活習慣病の予防に役立ちます。厚生労働省 生活習慣病予防
  • 2.1.3 腸内環境の改善一部の食品添加物は、腸内細菌のバランスを乱し、腸内環境を悪化させる可能性が示唆されています。腸内環境は、免疫力や栄養吸収に深く関わっているため、そのバランスを保つことは健康維持に重要です。無添加食品を選ぶことは、腸内環境を整え、健康的な体を維持することに繋がります。日本食品科学工学会誌

2.2 味への影響

食品添加物は、食品の風味を調整したり、保存性を高めたりする目的で使用されます。しかし、本来の食材が持つ自然な風味や香りを損なってしまう可能性も否定できません。一方、無添加食品は、素材本来の味を生かして作られているため、食材そのものの風味や香りを楽しむことができます。素材の味を活かしたシンプルな味付けは、飽きがこず、毎日食べても美味しくいただけます。

  • 2.2.1 素材本来の味が楽しめる無添加食品は、素材本来の味を活かして作られています。そのため、野菜本来の甘みや旨み、肉や魚の新鮮な風味をダイレクトに感じることができます。余計な味が加わっていない分、素材の持ち味を最大限に味わうことができます。
  • 2.2.2 飽きのこない美味しさ食品添加物を使った食品は、味が濃く、最初は美味しく感じることが多いかもしれません。しかし、食べ続けるうちに飽きてしまうことがあります。一方、無添加食品は、素材本来の優しい味わいが特徴です。そのため、毎日食べても飽きがこず、長く楽しむことができます。
  • 2.2.3 食育にも効果的子供に食の大切さを伝える食育の観点からも、無添加食品はおすすめです。素材本来の味を体験することで、子供たちは食材の風味や特徴を学ぶことができます。また、自分で料理をする際に、素材の味を生かすことの大切さを実感することができます。

2.3 環境への配慮

食品添加物の製造過程では、環境に負荷をかける可能性があります。また、食品添加物を含む食品は、その製造過程で多くのエネルギーを消費する場合があります。一方、無添加食品は、製造過程がシンプルなため、環境への負荷を低減することができます。環境問題に関心の高い人にとって、無添加食品を選ぶことは、地球環境の保全に貢献する一つの方法と言えるでしょう。

  • 2.3.1 環境負荷の軽減食品添加物の製造過程では、大量のエネルギーや資源が消費され、環境に負荷をかけている場合があります。また、使用後の廃棄物処理も課題です。無添加食品を選ぶことは、このような環境負荷を減らすことに繋がります。
  • 2.3.2 持続可能な社会への貢献地球環境の保全は、私たち人類にとって喫緊の課題です。無添加食品を選ぶことは、環境負荷の少ない持続可能な社会の実現に貢献することに繋がります。私たちの未来のために、できることから取り組んでいくことが大切です。

このように、無添加食品を選ぶことは、健康面、味覚、環境への配慮など、様々なメリットがあります。日々の食生活に取り入れることで、より健康で豊かな食生活を実現できるでしょう。

3. 無添加食品を選ぶ際の注意点

無添加食品を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。表示に惑わされず、本当に安全で体に良いものを選びましょう。

3.1 表示に惑わされないように

「無添加」と表示されていても、必ずしも全ての添加物が不使用とは限りません。食品表示法では、食品添加物として指定されていないものや、製造過程で添加物が使用されていても、最終製品に一定量残っていなければ「無添加」と表示することが可能です。例えば、醤油の原料である大豆や小麦は遺伝子組み換えでないものを使い、製造過程でアルコールや酵母エキスなどの添加物を使用していたとしても、最終製品に残留していなければ「無添加」と表示できます。また、「無添加」を謳っていても、代わりに別の添加物が使用されている場合もあります。

以下は、無添加表示によくあるパターンと、注意すべき点です。

表示例解説注意点
無添加〇〇特定の添加物を使っていないことを示す。他の添加物が含まれている可能性がある。
〇〇無添加上記と同じく、特定の添加物を使っていないことを示す。他の添加物が含まれている可能性がある。
化学調味料無添加化学的に合成された調味料を使っていないことを示す。酵母エキスなど、天然由来の旨味成分が使われている場合がある。

このような表示に惑わされず、原材料名をよく確認することが大切です。特に、アレルギーを持つ方は、特定原材料や特定原材料に準ずるものについて、必ず確認しましょう。不明な点があれば、製造業者に問い合わせることも有効です。

3.2 価格と品質のバランス

無添加食品は、添加物を使用した食品に比べて価格が高くなる傾向があります。これは、原材料の調達や製造過程に手間がかかるためです。しかし、価格が高いからといって必ずしも品質が良いとは限りません。逆に、安いからといって品質が悪いとも限りません。重要なのは、自分の価値観に合った価格と品質のバランスで選ぶことです。毎日食べるものだから、無理なく続けられる価格帯のものを探してみましょう。また、生産者の顔が見える商品や、製造方法にこだわっている商品を選ぶのも良いでしょう。

3.3 加工度を意識する

無添加食品を選ぶ際には、加工度にも注目しましょう。一般的に、加工度が低い食品ほど、添加物が少なく、素材本来の味が楽しめます。例えば、野菜であれば、カット野菜よりも丸ごと販売されているもの、果物であれば、ジュースよりも生のものを選ぶ方が、添加物を摂取するリスクを減らすことができます。また、加工食品を選ぶ場合でも、原材料がシンプルなものを選ぶように心がけましょう。例えば、ハムやソーセージを選ぶ際には、肉と塩のみで作られた無添加のものを選ぶと良いでしょう。食生活全体で加工度を意識することで、健康的な食生活に近づけることができます。

4. スーパーで賢く無添加食品を見つけるコツ

スーパーで無添加食品を選ぶ際に、ポイントを押さえておけば、より安全でおいしい食品を手に入れることができます。コーナーごとに具体的な方法を見ていきましょう。

4.1 生鮮食品コーナー

4.1.1 精肉

精肉コーナーでは、抗生物質やホルモン剤の使用について質問してみましょう。飼育方法や飼料にこだわっている農場やブランドを選ぶのもおすすめです。表示をよく見て、飼育方法や飼料の内容を確認しましょう。例えば、「平飼い」「放牧」といった飼育方法は、ストレスの少ない環境で育った鶏である可能性が高いです。また、「遺伝子組み換えでない飼料使用」といった表示も参考になります。これらの情報は、商品のラベルやPOPに記載されていることが多いです。もし不明な点があれば、店員に尋ねてみましょう。

4.1.2 鮮魚

鮮魚を選ぶ際は、産地や漁法をチェックしましょう。天然物はもちろん、養殖の場合でも、飼料や養殖環境にこだわっているものを選ぶのがおすすめです。産地は、水質のきれいな地域を選ぶようにしましょう。漁法は、「一本釣り」「定置網」など、環境への負荷が低い方法で漁獲された魚を選ぶように心がけましょう。これらの情報は、商品のラベルやPOPに記載されていることが多いです。購入する際には、鮮度にも注意しましょう。新鮮な魚は、目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色をしています。

4.1.3 野菜・果物

野菜や果物は、できるだけ旬のものを選びましょう。旬のものは、栄養価が高く、味が濃く、価格も安い傾向があります。有機野菜や減農薬野菜コーナーも充実しているので、積極的に利用してみましょう。有機JASマークがついているものは、農薬や化学肥料を使用せずに栽培された証です。減農薬野菜は、農薬の使用量を通常の半分以下に抑えて栽培された野菜です。これらの情報は、商品のラベルやPOPに記載されていることが多いです。農薬の使用が気になる方は、皮ごと食べられる野菜を選ぶか、皮を厚めにむいて食べるようにしましょう。

4.2 加工食品コーナー

4.2.1 原材料名をチェック

加工食品を選ぶ際には、裏面の原材料名欄を必ずチェックしましょう。原材料名は、使用量の多い順に記載されています。添加物がなるべく少ないもの、聞きなれない添加物が含まれていないかを確認しましょう。食品添加物は、保存料、着色料、香料、甘味料など、さまざまな種類があります。それぞれの添加物の役割や安全性について、事前に調べておくのも良いでしょう。特に、アレルギーを持っている方は、原材料名欄を注意深く確認することが大切です。また、「無添加」と表示されていても、すべての添加物が不使用とは限りません。特定の添加物を使用していない場合でも、「無添加」と表示できる場合があります。そのため、原材料名欄を確認することが重要です。

表示例解説
着色料不使用着色料は使用していませんが、他の添加物は使用している可能性があります。
保存料無添加保存料は使用していませんが、他の添加物は使用している可能性があります。
化学調味料無添加化学調味料は使用していませんが、他の添加物は使用している可能性があります。

出典:消費者庁「食品表示に関するQA(問14~16)」

4.2.2 食品添加物の表示を確認

食品添加物は、その用途によって分類され、表示されています。例えば、「保存料」「甘味料」「着色料」などといった具合です。これらの表示を参考に、自分が避けたい添加物が含まれているかどうかを確認しましょう。食品添加物については、厚生労働省のウェブサイトなどで詳しく解説されています。

4.2.3 加工度を意識する

同じ食品でも、加工度が低いものを選ぶように心がけましょう。例えば、ハムやソーセージなどの加工肉よりも、豚肉や鶏肉をそのまま購入する方が、添加物が少なく、素材本来の味を楽しむことができます。また、カット野菜よりも、自分で野菜をカットする方が、鮮度が保たれ、栄養価も高くなります。時間がない時などは、冷凍野菜を利用するのも良いでしょう。

4.3 調味料コーナー

4.3.1 伝統的な製法で作られた調味料を選ぶ

醤油や味噌などの調味料は、伝統的な製法で作られたものを選ぶようにしましょう。伝統的な製法で作られた調味料は、添加物が少なく、発酵によってうま味が引き出されています。例えば、醤油を選ぶ際には、「本醸造」と表示されているものを選びましょう。本醸造醤油は、大豆、小麦、食塩のみを原料に、じっくりと発酵・熟成させて作られた醤油です。また、味噌を選ぶ際には、「天然醸造」と表示されているものを選びましょう。天然醸造味噌は、大豆、米、食塩のみを原料に、自然の力だけで発酵・熟成させて作られた味噌です。これらの情報は、商品のラベルに記載されていることが多いです。

4.3.2 原材料と産地を確認

調味料を選ぶ際には、原材料と産地にも注目しましょう。国産の原料を使用し、添加物を極力使用していない商品を選ぶことが大切です。特に、醤油や味噌などの発酵食品は、原料や製造方法によって風味が大きく変わるため、原材料と産地は重要な要素となります。産地は、気候や風土が適した地域で生産されたものを選ぶようにしましょう。これらの情報は、商品のラベルに記載されていることが多いです。

4.3.3 少量パックを選ぶ

調味料は、開封後、時間の経過とともに風味が落ちてしまうことがあります。そのため、一度に使い切れない場合は、少量パックを選ぶようにしましょう。また、開封後は、冷蔵庫で保管し、賞味期限内に使い切るように心がけましょう。使い切る自信がない場合は、友人や家族とシェアするのも良いでしょう。

5. おすすめの無添加食品を紹介

ここからは、具体的な食品ジャンルに分けて、おすすめの無添加食品を紹介していきます。普段の食生活に取り入れやすいよう、スーパーで購入できる商品を中心に厳選しました。

5.1 調味料

毎日使う調味料こそ、無添加のものにこだわってみませんか?素材本来の味を引き立てる、おすすめの無添加調味料を紹介します。

5.1.1 醤油

  • キマル醤油 天然醸造 杉樽仕込:国産原料100%、杉樽でじっくり熟成させた天然醸造醤油です。まろやかな風味と深いコクが特徴で、どんな料理にも合います。キマル醤油公式サイト
  • ヤマヒサ 純正醤油 吟選:国産大豆と国産小麦、天日塩だけを使用し、伝統的な製法で1年以上熟成させたこだわりの醤油です。芳醇な香りとまろやかな味わいが楽しめます。ヤマヒサ公式サイト

5.1.2 味噌

  • マルコメ ダイズラボ 大豆粉と米糀でつくった甘酒入り味噌:国産大豆100%使用、無添加の米麹と甘酒を加えた、まろやかな甘みと香りが特徴の味噌です。味噌汁はもちろん、炒め物や和え物にも幅広く使えます。マルコメ公式サイト
  • ひかり味噌 円熟こうじみそ 無添加:国産米と国産大豆を100%使用し、長期熟成させた無添加味噌です。濃厚な旨味とコクがあり、味噌汁はもちろん、味噌漬けなどにも最適です。ひかり味噌公式サイト

5.1.3 みりん

  • 角谷文治郎商店 三年熟成本みりん:国産のもち米と米麹だけを使用し、昔ながらの製法で三年間熟成させた本みりんです。上品な甘みとコクがあり、照り焼きや煮物など、様々な料理に深みを与えます。角谷文治郎商店公式サイト
  • 九重味淋 九重櫻:国産のもち米、米麹、焼酎のみを使用し、じっくりと熟成させた本格みりんです。まろやかな甘みと豊かな風味が特徴で、素材の味を引き立てます。九重味淋公式サイト

5.2 油

健康や美容に良い油は、無添加のものを選びたいですね。おすすめの無添加油を紹介します。

5.2.1 オリーブオイル

  • アルチェネロ 有機エキストラヴァージン オリーブオイル:イタリア産の有機栽培オリーブを100%使用した、コールドプレス製法のエキストラバージンオリーブオイルです。フルーティーな香りとまろやかな味わいが特徴で、パンにつけたり、サラダのドレッシングにもおすすめです。アルチェネロ公式サイト
  • オリーブマノン オリーブオイル:スペイン産、単一農園で有機栽培されたオリーブを100%使用した、コールドプレス製法のエキストラバージンオリーブオイルです。新鮮なオリーブの風味と香りが楽しめます。加熱料理にもおすすめです。オリーブマノン公式サイト

5.2.2 ごま油

  • かどや 純正ごま油:良質なごまを焙煎し、香り高く仕上げた純正のごま油です。香り付けだけでなく、炒め物や揚げ物にも使えます。かどや公式サイト
  • 九鬼産業 ごま油:厳選されたごまを丁寧に焙煎し、搾油した香り高いごま油です。風味付けはもちろん、炒め物や揚げ物にも幅広く使えます。九鬼産業公式サイト

5.3 乾物

保存がきき、栄養価も高い乾物は、無添加のものを常備しておくと便利です。おすすめの無添加乾物を紹介します。

5.3.1 昆布

  • 利尻昆布:北海道利尻島産の上質な昆布です。上品な甘みと香りが特徴で、だし汁をとるのに最適です。北海道庁公式サイト
  • 羅臼昆布:北海道羅臼町産の上質な昆布です。濃厚なだし汁がとれ、上品な旨味が特徴です。羅臼町公式サイト

5.3.2 かつお節

  • にんべん かつお節 パック:国内産かつお節を100%使用し、削りたての風味を閉じ込めた使い切りパックです。味噌汁や煮物など、様々な料理に手軽に使えます。にんべん公式サイト
  • ヤマキ 徳一番花かつお:厳選されたかつおを伝統的な製法で作り上げた、香り高く上品な味わいの花かつおです。おひたしや冷奴のトッピング、お好み焼きなどにおすすめです。ヤマキ公式サイト

これらの無添加食品を参考に、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてください。ただし、無添加だからといって摂りすぎは禁物です。バランスの取れた食生活を心がけましょう。

6. 無添加食品を使った簡単レシピ

せっかく無添加食品を選ぶなら、毎日の食事に取り入れてみましょう。ここでは、朝食、ランチ、夕食におすすめの簡単レシピをご紹介します。

6.1 朝食におすすめ

6.1.1 ご飯が進む!焼き鮭と根菜の味噌汁

材料(2人分)分量
生鮭(切り身)2切れ
大根5cm
にんじん1/2本
ごぼう1/2本
だし汁400ml
味噌大さじ2
万能ねぎ(小口切り)適量
作り方
大根、にんじん、ごぼうは皮をむき、それぞれ細切りにする。鍋にだし汁、大根、にんじん、ごぼうを入れて火にかけ、野菜が柔らかくなるまで煮る。味噌を溶き入れる。鮭に焼き色がつくまで両面を焼く。器に盛り、万能ねぎを散らす。

味噌はマルコメの「料亭の味 だし入り」がおすすめです。だし入りなので、手軽に本格的な味わいの味噌汁を作ることができます。無添加なので、素材本来の旨味を存分に楽しむことができます。

6.1.2 優しい甘さ!バナナとヨーグルトのオートミール

材料(1人分)分量
オートミール30g
ヨーグルト(無糖)100g
バナナ1本
はちみつ適量
シナモン適量
作り方
バナナは輪切りにする。器にオートミール、ヨーグルト、バナナの順に盛り付ける。お好みではちみつやシナモンをかける。

ヨーグルトは明治の「ブルガリアヨーグルトLB81 プレーン」がおすすめです。牛乳本来の味わいを活かした、まろやかな酸味が特徴です。砂糖不使用なので、素材本来の味を楽しむことができます。

6.2 ランチにおすすめ

6.2.1 野菜たっぷり!鶏肉と彩り野菜のソテー

材料(2人分)分量
鶏もも肉1枚(約300g)
パプリカ(赤・黄)各1/2個
玉ねぎ1/2個
ピーマン2個
オリーブオイル大さじ2
少々
こしょう少々
作り方
鶏肉は一口大に切り、塩こしょうで下味をつける。パプリカ、玉ねぎ、ピーマンは食べやすい大きさに切る。フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮面から焼く。鶏肉に火が通ったら、パプリカ、玉ねぎ、ピーマンを加えて炒める。塩こしょうで味を調える。

オリーブオイルはAJINOMOTOの「AJINOMOTO オリーブオイル エクストラバージン」がおすすめです。国際オリーブオイル協会(IOOC)の基準をクリアした、高品質なエクストラバージンオリーブオイルです。豊かな香りと風味が楽しめます。

6.2.2 簡単ヘルシー!豆腐とアボカドのサラダ

材料(2人分)分量
豆腐(絹)1丁(300g)
アボカド1個
ミニトマト6個
ポン酢大さじ2
ごま油大さじ1
少々
こしょう少々
作り方
豆腐はキッチンペーパーで水切りし、食べやすい大きさに切る。アボカドは皮と種を取り、食べやすい大きさに切る。ミニトマトは半分に切る。ボウルに豆腐、アボカド、ミニトマトを入れ、ポン酢、ごま油、塩、こしょうで和える。

ポン酢はミツカンの「味ぽん」がおすすめです。ゆずの爽やかな香りと、柑橘果汁のすっきりとした酸味が特徴です。素材の味を引き立てます。

6.3 夕食におすすめ

6.3.1 ほっこり優しい!鮭と野菜の炊き込みご飯

材料(2人分)分量
2合
生鮭(切り身)2切れ
にんじん1/2本
ごぼう1/2本
しいたけ2枚
だし汁360ml
醤油大さじ2
みりん大さじ1
大さじ1
作り方
米は洗って30分ほど水に浸し、ザルにあげて水気を切る。鮭は塩(分量外)を振って10分ほど置き、キッチンペーパーで水気を拭き取る。にんじん、ごぼうは細切りにする。しいたけは石づきを取り、薄切りにする。炊飯器に米、だし汁、醤油、みりん、酒を入れ、2合の目盛りまで水を加える。鮭、にんじん、ごぼう、しいたけを乗せて炊飯する。炊き上がったら鮭の骨を取り除き、全体を軽く混ぜ合わせる。

醤油はキッコーマンの「特選 丸大豆しょうゆ」がおすすめです。丸大豆と天日塩を使用し、じっくりと熟成させた醤油です。まろやかな味わいが特徴です。

6.3.2 身体温まる!鶏団子と白菜の鍋

材料(2人分)分量
鶏ひき肉200g
白菜1/4玉
長ねぎ1/2本
豆腐1/2丁
えのき1/2袋
600ml
鶏ガラスープの素大さじ2
少々
こしょう少々
しょうが(すりおろし)小さじ1/2
作り方
鶏ひき肉に塩、こしょう、しょうがを混ぜ、一口大に丸める。白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、豆腐は食べやすい大きさに切る。えのきは石づきを取り、ほぐす。鍋に水、鶏ガラスープの素を入れ、沸騰したら鶏団子を入れる。鶏団子に火が通ったら、白菜、長ねぎ、豆腐、えのきを加えて煮る。塩、こしょうで味を調える。

鶏ガラスープの素は味の素の「丸鶏がらスープ」がおすすめです。丸鶏の旨みを凝縮した、深い味わいが特徴です。化学調味料無添加なので、素材本来の味を楽しむことができます。

これらのレシピはほんの一例です。無添加食品を積極的に活用して、健康的で美味しい食生活を送りましょう。

7. まとめ

この記事では、無添加食品について、その定義やメリット・デメリット、選び方、そして具体的な商品例まで詳しく解説してきました。無添加食品を選ぶことは、健康的な食生活を送る上で重要な第一歩です。しかし、闇雲に「無添加」の表示だけを信じるのではなく、原材料名や製造方法をよく確認することが大切です。今回の記事を参考に、ぜひご自身に合った無添加食品を見つけて、日々の食生活に取り入れてみて下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました